こんにちは!プロモデラー林哲平です。
大人の夏休み工作こと、ケルバーダインの制作の強い味方になってくれるのが、「ハンドレッド型資源採掘遺跡」こと、ダイソーやセリアなどの100円ショップです。
ただ、「100均アイテムは工作の材料として便利だよ!」とか言われても、いざ大量の商品満載の100均で、どれがどんな部品に使えるかって、ちょっと意味不明ですよね。
というわけで!今回は私が工作に使っている100均アイテムを片っ端から紹介していきます♪
その①エポキシ系接着剤!
2液を混合し、化学反応で硬化する接着剤。
100円で大容量で使えるのが嬉しいところですが、模型用に一般的に入手できるものとは異なり、ガチガチに硬化し、弾力性が無いため衝撃にもろく、力がかかるとポキっと折れてしまいやすいのが難点です。
より強度や作品の安定度を重視する人は模型用や業務用のものを使ってくださいね
その②瞬間接着剤!
100円ショップでは他社の接着剤も安価で売られているものがあります。
こちらはセメダインの瞬間接着剤で、粘土の高い高強度タイプ。
ゼリー状なので少し硬化には時間はかかりますが、チューブから取り出して手軽に使えるのがいいところです
その③メタルフリープチクリップ!
女性用の髪留めクリップ。
女性のヘア用品コーナーに置かれています。
突起のディテールが動物の肋骨のように見えるため、関節部に使えば生体風内部フレームになるなど非常に使いやすいパーツです
その④シガレットフィルター!
タバコ用のフィルターで、パイプ状のパーツがなんと100円で25本も入っています。
吸口部分がすぼまっており、これを活かしてスラスターやノズルとしたり、関節をつなげるフレームや目に使うなど利用法は無限大。
ケルバーダインには欠かせないパーツです
その⑤使い捨てひげ剃り!
四本入りの使い捨てヒゲソリ。
ディテールが極めて秀逸で、柄の部分は先端を手の甲にしたり、刃の部分は排気ダクトにしたりと一本で2種類のパーツが手に入るのがいいところ。
もちろん、ヒゲを剃った後に使うで全然OKです
その⑥クリームケース!
化粧品を小分けにするためのクリームケース。
肩や腰の基部に使うことが多いです。
フタは背中のエジェクター基部などに使えるのでこれも本体とフタで別の用途に使えるパーツ。
私は筆洗いやマジックリン落とし用の塗料皿としても使っています
その⑦ハトメ!
ハトメは革など素材に開けた穴を補強するために使う金具です。
金属パーツなので強度もあり、エッジも非常にシャープなため、各部に組み込むとケルバーダインの精密製をUPさせてくれます。
関節基部やエジェクター、また重ねて蛇腹状にしたりと、いろんな応用が効きます
その⑨アルミワイヤー!
手芸工作用の金属ワイヤー。
ケルバーダインは本来接着に適さない異素材を無理やり組み合わせているため、強度が低く壊れやすいのが最大の弱点。
金属線を手足や関節など強度のかかる部分に通しておくことで、全体を補強する「骨」の役割を果たしてくれるのです。
柔らかいアルミ製なので、手でも簡単に曲げることができます
その⑩フォーク!
使い捨てのプラスチック製フォーク。
刃先の部分を切り離し、ホッチキスの針と組み合わせることで簡単にSF風マニピュレーターな指を制作できるので重宝しています。
プラスチック製なので加工しやすく、トゲトゲしたシルエットを作りたいときなどに有用なパーツでもあります
その⑪ホッチキス!(針入り)
どちらかというとホッチキスの針のほうがメインで、これは等間隔に並んだ形状が精密感抜群なため、ディテールアップパーツとして使います。
本体も分解するといい感じ使えるパーツが多いので、本体と針がセット売りになっている商品を買うと一石二鳥ですよ♪
その⑫洗濯バサミ!
ケルバーダインに無くてはならない超重要パーツが洗濯バサミです。
よくよく見ると非常にメカニカルなディテールをしており、銘柄ごとに形状が違うので追求すると洗濯者コーナーから動けなくなります。
100円で大量に購入できるため、一回買えば相当ケルバーダインを作りまくらない限り無くなりません
その⑬カッターナイフ!
二本入りのカッターナイフ。
本体の加工にも使えますが、腕に装着すればケルバーダインの武装としても使えます。
本物の刃物なのでシャープさは抜群ですが、もちろん手に刺さるので使ったときは作品の取り扱いをくれぐれも注意してくださいね
リアルプログレッシブナイフだと考えてください♪
その⑭イヤホン!
イヤホンはなにげに超便利パーツです
隙間に詰めてディテールアップするためのコードがいっぱい手に入りますし、
なにより先端のイヤホン部分はメカニカルな形状をしているため、センサーなどさまざまなディテールパーツとして使えるんです♪
その⑮スナップボタン!
手芸用のスナップボタン。
これは関節につけて動きそうに見せたり、ケルバーダインのアイコンでもあるゼノアイに使ったりなど、ディテールアップパーツとして非常に優秀です。
金属製なので精度も高く、サイズも大型から小型まであり、とにかく便利なアイテムです。
その⑰ハンダゴテ!
ケルバーダインのメイン素材である日用品は基本、実用性重視の超頑丈なプラスチックなので、ポリプロピレンなど普通にプラモで使うような、ニッパーとかピンバイスではほぼ歯が立たない素材と良く遭遇します
ハンダゴテはそんな素材を溶かせるため、加工可能な素材がグン!と増える、ケルバーダイン制作には欠かせない工具なんです
ダイソーではさすがに100円ではなく、500円で売られています
使うときは溶かしたプラスチックから発生する有害ガスを吸い込まないように注意してくださいね😁
その⑱スプーン!
プラスチック製のスプーン。
スプーン先端はSF3D時代から使われている、伝統のパーツで、丸っこい外装パーツとしてめちゃくちゃ活用できます。
加工しやすいプラスチック製であるのもいいところですね♪
その⑳メタリックペイントマーカー!
ダイソーのペイントマーカー。
溶剤成分が非常に強いので、スチロール樹脂製の普通のプラモに使うと結構表面を溶かしてしまうのですが
ゴールド、シルバーの輝きの強さは抜群なので、主に銀ドライブラシやディエンドの塗り分けなど部分塗装に使っています
また、マーカー類はプロペラントタンクや大砲としても活用可能で、むしろ塗るよりそっちをメインで使っております
その㉑ラッカースプレー!
ダイソーの補修用ラッカースプレー
プラモデル用の「ラッカー系」ではなく、ニトロセルロースを使った本家「ラッカー」です
溶剤成分が強いため、普通のプラモに使うと表面を溶してしまうのですが、ポリプロビレンや金属などの塗料が乗りにくい素材を塗るのに使えます
その㉒お米くんしゃもじ!
セリアで入手可能なしゃもじ。
お米を模した顔が可愛らしいので、我が家では「お米くんしゃもじ」と呼んでおります
愛くるしいライススマイルに目が行きがちですが、注目なのは表面のリベット風凸ディテール
これにより表面を炊きたてホカホカご飯との密着面積を減らし 炊飯器からついだご飯がしゃもじからキレイに剥がれやすくなる効果があるんですよ
いわば、磁気吸着地雷がボディにくっつくのを防ぐための「ツェメリットコーティング」ならぬ「ゴハメットコーティング」なんですね
ケルバーダインの外装パーツとして私は使っています
その㉓ネイルチップ!
女性用のネイルチップ
このようにランナーについているので、プラモのパーツ感抜群です
大量に曲面のクリアーパーツが入っているのでコスパが良く、外装パーツとして活用しています。
その㉔セロハンテープケース!
セロハンテープの台ですが、これがまたメカニカルな形をしており、胴体の基部や脚部など、さまざまな部分に使えます。
左右に分割できるうえ、内部が空いているので内側にいろんな部品を詰め込んだりと応用範囲の広いパーツです
その㉕筆!
100円ショップでは筆ももちろん売っています。
安いのでどんどん使い倒せますし、筆として使えなくなっても、柄をケルバーダインのパーツとして使えたりするので無駄がありません😁
その㉖ナイロンアンカー!
正直、私はこれをどう使うかよくわからないのですが、石膏ボードになにかを固定するためのアンカーパーツ。
ディテールが良い上に大量に入っており、銘柄によってはまんまロボットのドリルみたいな形状のものもあるので、ドリル好きにはたまらないパーツです。いっぱいドリルつけたケルバーダインとか作りたいですね
その㉗マドラー!
プラスチック製のマドラー
私は生粋のオタクなので、マドラーって一体なんに使うものかまったく知らなかったのですが、飲み物を混ぜるときに使うそうです
プラスチック製な上に、SFメカらしいディテール、かつ、サイズが細く小さいため、めちゃくちゃ便利なパーツです
その㉘フック!
ものを引っ掛けるフック
胴体の脇とか、鳥足逆関節の露出部分の芯などに使えます
壁に差し込む金属製のピンがついているものなど、バリエーションが多いのもポイントです
その㉙使い捨てカレー皿!
別にカレーを入れなくてもいいんですが、発泡樹脂製の使い捨て皿。
ハサミでチョキチョキ切り取って、外装パーツとして使います
発泡樹脂ゆえ、ラッカー系塗料で塗装すると表面がちょっと溶けるんですけど、それによって生まれた表面の凹凸はむしろケルバーダインの味!として楽しんでおります😁
その㉚ヘアカラー!
女性用のヘアカラー
格子状になっており、ここにいろんなパーツを差し込んだりできるため、ケルバーダイン胴体内部フレームとして使えます
2023年に再開してから制作したバテス系ケルバーダインには全部これが入ってます
その㉛クリップ!
いろんなサイズのクリップ
ケルバーダインは接着剤が効きにくい素材を多様しているのですが、クリップは部品を挟む「圧力」という物理的な接合力を持っているため、異素材同士の組み合わせの中に混ぜると大活躍します
その㉜チャッカマン!
リアル火炎放射器ことチャッカマン
小さいながら、ガチの火炎放射器ですので、火が出る部分のマズルブレーキ周りなどは本物の大砲さながらにリアル、というか本物ですからね
ケルバーダインの大砲用として使います
分解するときは燃焼性のガスや燃料が入っているので、くれぐれも火事には気をつけてください!
その㉝ダイソープラレール!
ダイソーで売られている、プラレールライクな電車のおもちゃ
これがまた優秀なパーツで、分解すると内部のパーツはかなりディテールが良いうえに、転輪パーツもいろんなところに使えます
ちなみに動力車にはモーターが入っているため、さらに分解してパーツ取りに使えます😁
その㉞コンセントカバー!
赤ちゃんがコンセントを触らないように、ガードするアイテムです
これは100均でパーツ探しをしてみて発見したのですが、日用品で丸いパーツは多くても、角いパーツというのは圧倒的に少ないのです!
貴重な角パーツの補充元として便利ですし、安全取り外しツールもパーツとして使えるのでお得です♪
その㉞ピーラー!
野菜の皮を剥くためのピーラー
独特の形状をしており、先端が金属製かつ取り外し可能なものは、スラスターパーツとしても使えます
その㉟サングラス!
サングラスやメガネとかどう使うん!
とか思うかもしれませんが、意外とレンズ部分は優秀な形状をしており、取り外して外装パーツとしてつかったり、耳にかける部分を手足の関節補強用に使ったりできるので隠れた優秀素材なんですよ
推し活用ドール!
推し活、ドル活用のドール素体
頭部は別売りですが、これがカスタマイズの素体としてめっちゃ優れているんですよ!
なんせもう組み立て済みですから、そこにペタペタパーツを貼り付けるだけであっと言う間にケルバーダインが出来上がる!
あ、でもミキシンクロレートの上昇にはくれぐれも気をつけてくださいね🎵
ティッシュ!
ティッシュとかどうつかえばいいねん!
とか、怒られそうですが、丸めて塗料で固めると、意外と強度が出るんですよ
安いし、どこの家庭でもありますし、伝統的な模型制作でも布や関節のシーリングであるとか、いろんな素材の表現に使われているので、工夫次第で化ける!アイテムの定番だと思います🎵
フェルト!
手芸コーナーに売られているフェルト
フェルトは不織布なので、ほつれを気にせずハサミでチョキチョキ加工できるので、マントや防水布など、いろんなものに応用できるんですよ
いっそ、外装全部フェルトなパジャマソルティックみたいなケルバーダインを作るのもアリかもしれません♪
まだ見ぬ素材を求めてハンドレッドを探索せよ!
というわけで100円ショップで入手可能なケルバーダインに使える、工作用アイテムでした♪
100円ショップは大型の店舗だと10万点以上商品があり、ベテランの店員さんであっても把握が難しい、という話も聞きます
ぜひ、このリストを工作の参考用に活用してくださいね♪
まだ見ぬ、そして新しい素材を発掘するために、100均通いを頑張っていこうと思います♪
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