ケルバーのスケール設定。1/1であり、1/35である理由。

 

  
 こんにちは!プロモデラー林哲平です。

 ケルバーダインのパイロット、1/35に縮小されたミニチュア人類素体「ケルバー」を制作しました♪

  前々から作ろう!作ろう!と思ってはいたのですが、やっと出来ました♪

 今回は「なぜケルバーを1/35にしたか」について語りたいと思います♪

目次

ケルバーダインはなぜ、1/1スケールなのか?

 超ざっくりですが、ケルバーダインは人口爆発を解決するため、1/35のミニチュア素体であるケルバーに人類は意識を移し、でもいろいろあって肉体に戻れなくなったので旧時代の日用品を組み合わせたロボを使って戦争している、というストーリーです。

 そのあたりの詳しい設定についてはこちらで解説しています。

あわせて読みたい
ケルバーダインの世界「再生構築機界(ミキシングワールド)」成立の歴史 【1/35に縮小された人体による世界救済計画】  22世紀後半、人類は危機の時代を迎えていた。  人口の増加が止まらず、地球が抱えきれる限界を突破してしまったのだ。 ...
あわせて読みたい
「再生構築機界歴史年表」西暦(AD)1760年から再生構築歴(MC)0041年まで 【西暦1760〜2100年。人類虚弱化の始まり】 1760年 イギリスで産業革命が開始 1880年 イギリスの上流階級の間で、それまで見られなかったアレルギー性の疾患である花...

「なんでこんな意味不明な設定を?」と皆さん感じると思うのですが、これは日用品で作ったロボを、いかに説得力あるリアルな兵器にするか?ということを考えて作った設定なんですよ。

 現在は塗装やウェザリングに技術が発達しているので、ある程度ミキシングができて、それっぽく塗ればそこそこカッコいいロボは簡単に作れます。

  でも、それがリアルか?というと、よ〜く見るといろんな部分は日用品なので、それが巨大な兵器の縮尺模型か? と考えるとやっぱり不自然なんですよね。

 2011〜13年ぐらいにかけて、初期のケルバーダインを作っていたころ、私はダンボール戦機のLBXを仕事でよく作っていました 。

 で、LBXって1/1のリアルスケールなんですよ 「これだ!」って思ったんです。

  ケルバーダインは日用品なので、1/1にすれば不自然に見えないのでは?と。

ロボットは人との対比で命が吹き込まれる

 でも、1/1で戦わせる少年ホビー的なバトルロボットものにするには自分のデザインラインや作風はあまりにも渋すぎるのでしっくりきません 。

 それに、兵器的なロボットって人との対比があってこそなんですよね 。

 人が乗り込んで戦う、巨大な力!というのは私としては外せないポイントだったんですよ

 そこで考えたのが、未来の世界で1/35に縮小されたミニチュア人類が旧世紀の日用品を組み立てて戦っている、という設定です。

  まあ結構無理はあるのですが、これなら日用品出来ていても不自然にはなりませんし、なにより人との対比が生まれることで、小さくとも巨大な存在となります

1/35フィギアを自分なりに思い切り楽しむための「ケルバー」という存在

 と、ここまで考えたところで10年前は力尽きたのですが、ついに!1/35に縮小された人類であるケルバーを作ることができたんですね♪

https://promodeler.net/2020/12/14/klberdyne/

 今回、作るにあたって「いかに手を抜いて、それっぽく見えるものになるか?」を重視しています

  それが頭部にかぶっているゴーグルです。

 1/35フィギアって、目を塗るのがめちゃくちゃ難しいんですよ。

  他が上手く塗れたのに、目が駄目だと全てを帳消しにして台無しにしてしまう。

  特に女性だと、現在の最高水準に合わせようとすると顕微鏡を使って塗るしかありません。

 私はメタルフィギュアやミニチュアが好きで、女性の顔を塗るために実体顕微鏡の導入も検討したのですが、それをするとなると他のジャンルを全て辞め、それに専心しないとレベルアップは見込めない、と感じました。

 でも、目をゴーグルにすれば面倒な目を塗る必要が一切無くなります。

「1/35に縮小された人類であるケルバーは目にゴーグルがついているのが特徴である」 という設定を作ることで、私は苦手な目の塗装をスキップして、お気楽に楽しく1/35フィギアを作れるようにしたわけなんです♪

あわせて読みたい
ミキシングワールドの住人、1/35の縮小された人類「ケルバー」とは?誕生から基本構造、食事、繁殖など... ミキシングワールドの住人、ケルバーは1/35に縮小された人類である。ここではケルバーの成立と文化、食事や繁殖など生活様式について解説する 【ケルバーの成立】  ケ...

 ケルバー第一号の制作途中写真 。

 本当はタミヤの戦車兵を改造しようと思ったのですが、家にあった1/35フィギアが大昔にWFで購入したオーロラモデルの女性メタルフィギュアしかなかったのでそれから改造しています。

 ゴーグル部分はエポパテをちょっと持って、ツマヨウジで凹みを作っているだけ。

  これなら、誰でも簡単に一瞬で作れますし、実質、現在発売されている1/35フィギアにゴーグルをつけるだけでケルバー化して、遊びに組み込むことができるわけです。

 こうやってならべてみると、ケルバーダインは人間の3倍ぐらい、だいたい4〜5メートルぐらいのボリュームがある人型兵器であるように見えてくるわけですね♪ ケルバーダインは1/1でもあり、1/35でもあるロボなんですよ♪

 というわけでケルバーとケルバーダインのスケール設定についてでした♪

  これで、目の塗装に悩むことなく、私は心置きなく1/35の女の子フィギアを気軽に作れるようになったわけです!

 「 1/35フィギアが作りたいけど、顔塗るのが難しすぎるし……」という私のような人にも、「これは未来世界の住人、ケルバーだよ」ということで1/35フィギアの製作やカスタマイズを楽しんでいただけたらな〜と思っております。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

徳島県三好市三野町生まれ
2005年より模型専門誌月間ホビージャパン編集部に所属
プラモデルを作る専門家「プロモデラー」として、公私共に3000体を超えるプラモデルを制作
プラモデル技法書「ガンプラ凄技テクニック」シリーズ6冊を執筆
「誰もが、思い切り自由に作れる作れる模型」をテーマに、ケルバーダインの制作、普及活動に奮闘中

コメント

コメントする

目次