「再生構築機界歴史年表」西暦(AD)1760年から再生構築歴(MC)0041年まで

目次

西暦1760〜2100年。人類虚弱化の始まり

1760年 イギリスで産業革命が開始

1880年 イギリスの上流階級の間で、それまで見られなかったアレルギー性の疾患である花粉症が流行。次第に庶民層へと広がっていく

1918年 インフルエンザの祖先株である、スペイン風邪が世界中で流行。1700〜5000万人が死亡したと推測される

1950年 世界人口が25億人を突破

1962年 田宮模型がパンサータンクを発売。1/35スケールが誕生する

1968年 田宮模型がミリタリーミニチュアシリーズ第一弾である「ドイツ戦車兵セット」を発売。以後、1/35はミリタリーフィギアのメジャースケールとなる

1987年 世界の総人口が50億人を突破

2000年 産業革命以降顕著であったアレルギーや自己免疫疾患の罹患率が先進国を中心に増加。新生児の中には以前の世代には見られなかった生命に関わる強烈なアナフィラキシーショックを起こす者が散見するようになる

2019年 中国・武漢で感染力・致死率共に高い新型ウイルスが出現。COVID-19と命名され、世界中で大規模なパンデミックを引き起こす

2020年 日本の小学生を対象にした体力測定で、平均値が過去最低を記録する。以後、世界中で新たに生まれてくる世代の体力が低下する報告が相次ぐ

2050年 ウイルス性疾患によるパンデミックが頻発。そのたびに強烈なアレルギーや自己免疫疾患、体力の低下など、虚弱体質で生まれてくる新生児がさらなる増加傾向を見せる

2080年 第一次火星開拓計画。火星の大気、地質を人類に適した組成へと変化させるテラフォーミング用の細菌や微生物が火星へと到着する

2075年 世界の総人口が100億人を突破。以後、105億人をピークに人口安定期へと入る

2080年 人類の虚弱化は進む。日常生活にも支障をきたす者が増え、介護問題がより深刻化していたため、運動や肉体機能を補助するための生体ナノマシン技術開発が活発になる

2085年 ボトルのフタやクリップ、ハサミなどごく普通の日用品に運動を補助するための生体ナノマシンが組み込まれ始める

2095年 全ての日用品に運動補助用の生体ナノマシンが組み込まれるのが当たり前になる

西暦2101〜2200年。人体虚弱化のさらなる進行と打開策の模索

2101年 健常態で生まれてくる新生児の出生率がさらに低下。各国は誕生した健常児に多額の補助金を与えて助成したため、一時期安定していた人口増加率が急上昇し、人口が再び増え始める

2116年 H.テペーニン博士誕生

2125年 第二次火星開拓計画。一時計画で持ち込まれた細菌や微生物は想像以上の結果をもたらし、火星の環境は地球上の生物の生存により適した環境となっていた。より大型の生物や植物が多数移入され、テラフォーミングがさらに進んだ

2144年 第3次火星開拓計画。テラフォーミングは大成功を収め、第三次計画では実際に少数の先遣隊が火星に移住し生活を始めることになっていたが、不幸にも天文学的な確率でしか発生しない隕石の衝突により、移民宇宙船は損壊、乗組員は全て死亡してしまう。この後、目前の問題である人体虚弱化や人口問題の解決が優先され、第4次計画はストップしてしまう

2145年 虚弱化が進む人体の代替品として、生体ナノマシン技術を応用した人造義体の開発が各国で活発化する。

2150年 世界の総人口が300億人を突破。だが、完全な健常体の人間は全人口の30%を切りつつあった

2160年 虚弱化した肉体の代替品として開発されていた人造義体の開発が難航する。脳ごとの移植は虚弱体質の人間には耐えられず、またどれほど免疫機能を調整しても、脳が義体を人体として認識することが出来なかったからである

2165年 人造義体への脳の移植が難しいことから、脳から意識を抽出し、人工義体へと移すアプローチが始まる

2173年 脳のスキャン技術が確立され、意識や人格の完全抽出に成功。だが、理論的には完璧であるものの、意識を人造義体に移しても内部で定着せず拡散してしまい、抽出意識の消滅と同調するように抽出者が死亡してしまう問題が発生した

2175年 抽出意識消滅により引き起こされる同調死の原因解明。これは抽出意識と本体の脳の間でつながっている、特殊な周波数の脳波が絶たれることで起きることが判明した

2181年 テペーニン博士、人体を1/35に縮小した小型人造義体であるケルバーを突如として発表。人造義体を従来の等身大から小型、高密度化することで意識の拡散を防ぎ、健常体の人間とまったく変わらぬ活動が可能であった

2182年 テペーニン博士、世界各国に人体の虚弱化と人口増加問題を一挙に解決するプロジェクトとして、箱庭計画を持ちかける。これは全人類の意識を小型人造義体であるケルバーに移し、1/35に縮小された箱庭都市へと移住するというもの。箱庭都市の維持コストは通常の都市の1/1000以下であり、食いつくされつつある地球資源の減少を抑え、その間にすでにテラフォーミングが完了している火星への移住計画を進めるというものであった。

2184年 テペーニン博士の計画に賛同した少数の企業による、最初の箱庭都市が完成。当初は懐疑的であった人々だったが、ケルバーに移入することで虚弱者でも健状態同様の活動が可能で、体の不調に悩まされることが無いこと。そして、広い空間と健康でないと体験できなかった、様々な刺激に満ちた娯楽施設の充実など快適な生活性に惹かれ次々とケルバー移入者が増えていく

2187年 先行した箱庭都市の成功を受け、箱庭計画は人類存続計画として採用され、世界中で箱庭都市の建造が始まる

2190年 第4次火星開拓計画用の移民用プラントが地球衛星軌道上のラグランジュポイントで建造が始まる。建造を主導したのはテペーニン博士であった

2199年 テペーニン博士、箱庭計画反対派のテロにより死亡

西暦2201〜2300年。箱庭都市での生活と新人類KGの誕生

2201年 300億人の人類全てがケルバー移入を完了し、箱庭都市での生活が本格的にスタートする。箱庭都市での生活は長期間続くと予想されたため、生活を飽きさせないために様々な娯楽が用意された。

2205年 世界中の箱庭都市でプラスチック製の組み立て模型「プラモデル」の製作が流行しはじめる。箱庭都市移住前の世界では非常にマイナーな趣味であったものの、テペーニン博士がプラモデルの愛好家だったため箱庭都市の娯楽の一つとして持ち込まれていた

2210年 ケルバー移入時に幼少であった年代層が成長し、自らの子を持ちたいという活動が活発化する

2212年 箱庭都市でのプラモデルの流行が止まらず、不自然に感じた箱庭計画管理機構が調査を始める。調査の結果、テペーニン博士がケルバーに自分の趣味である「模型製作を愛好する」という基本嗜好を組み込んでいたことが判明。ケルバーの根幹を成すプログラムに組み込まれていたため除去することが叶わず、以後模型製作はケルバーたちの一般的な娯楽となる

2214年 ケルバーの体での妊娠・出産が可能なプログラムが有志により開発され、密かに広がる。

2215年 生身の肉体を持たない、ケルバー体の両親から生まれた赤子が誕生。後の「ケルバージェネレーション(KG)」の誕生である

2216年 KGを認めるか、否かの議論が活発化する。ケルバー移入時に幼少であった世代の不満の解消のため、正式な人ではない愛玩用娯楽プログラムとして存在が認められることになった。箱庭都市は当初人口が増えることを想定されていなかったものの、ケルバー移入時点の総人口の5倍まで収容可能な余裕があったため、特に問題は無いとされた

2230年 KGが成長し、KG同士から生まれた第2世代のKGが誕生する

2240年 KG人口が爆発的に増加する。ケルバーの体は厳密な雌雄の差が無く、生殖行動で双方が妊娠・出産することが多かったため、指数関数的にKGが増えていったためである

2247年 成長したKG第一世代による、KGを正式な人類であると認めることを求める運動が活発化していく。「KGは肉体を超えた存在である」として「Xを超えたX」、エグゼクス運動と呼ばれた。KGたちは自分たちとの対比のため、肉体世代のことを「PG(フィジカルジェネレーション)」と呼んだ

2249年 エグゼクス運動に携わるKGの過激派が世界中の箱庭都市で同時に肉体世代へのクーデターを起こす。KGは電子情報機器への理解、操作が肉体世代よりもはるかに得意であり、また肉体世代の上層部はKGの実量を甘く見積もっていたため、計画の発見が遅れた。クーデターは速やかに鎮圧されたものの、この事件によりPGのKGへの不信感は決定的なものになった

2250年 前年のクーデターを受け、全てのKGに能力制限プログラムをインストールすることが義務化される。このプログラムはKGの妊娠・出産機能の停止、PGを超える情報機器の操作能力の制限などが組み込まれていた。これにより、エグゼクス運動は急速に力を失っていく

2260年 箱庭計画の第2の柱である、火星開発計画が進んでいないことにPGたちの不満の声が強まっていく。箱庭計画管理機構はKGの誕生とクーデターへの対応が予想外のものであったため、計画は遅れているものの、順調に進んでいるとの発言を繰り返して強調した

2270年 PGの自殺者が目立ち始める。火星開発計画の遅れを想定して小型人造義体であるケルバーは1000年は持つ自己保存性を有していたものの、人間の精神が生身の肉体ではないミニチュアの体での生活に耐えられなくなってきたのである

2280年 この時代になると、自殺せずとも、精神的な死を迎え、自然に機能停止してしまうFGのケルバーが現れはじめる

2290年 自らの肉体に戻り、人間として自然な死を迎えることを求める「リザレクション運動」がFGの中に広まっていく

2300年 箱庭計画100周年。最初約束されていた「自由に肉体に戻れる日」が来たものの、その約束は果たされず、肉体の保管場所も依然として秘匿されていた。各地で肉体の保管場所を探す動きが活発化する

西暦2301〜2400年。箱庭都市の崩壊とケルバーダインの誕生

2301年 全人類の肉体のうち、80%がすでに処分されていることが判明。突如として世界中の箱庭都市に情報が拡散される。その事実に耐えられないFGのさらなる自死が相次ぎ、世界は大混乱に陥る。そのスキを付いたKGたちは2250年に施行された制限プログラムの解除コードを入手、肉体世代への反乱を開始した。その混乱により、数多くの箱庭都市はその機能が停止する。通称「ターンオーバーデイ(机をひっくり返した日)」

2302年 箱庭都市の混乱は続き、世界各エリアの移動・通信の分断、保存肉体のさらなる損壊、箱庭都市の崩壊が進む。この頃、外部からの侵入した野生動物によるケルバーの食害が増大。生体ナノマシンで構成されたケルバーは動物にとって必須となる栄養源が豊富に含まれており、小さく弱く簡単に捕食が可能であった。食害により、数多くの箱庭都市が動物の巣となった

2305年 崩壊した箱庭都市から脱出したKGたちが、外界に放置されていた旧世界の日用品を動かせることが判明。これは日用品に組み込まれた生体ナノマシンに、より情報生命体に近いKGであればアクセスできるためであった。これにより野生動物からある程度身を守ることができるようになったものの、根本的な自衛手段とはならず、ケルバーたちはその数を減らし続けた

2308年 かつては対立していたPGとKGだったが、箱庭世界が崩壊し、双方の生存自体が危機的な状況に陥ったため否が応でも協力関係が進む。

2310年 KGが旧世界の日用品を動かせることに着目したPGは、日用品同士を接続することでより多様で強力な動きが可能であることを発見。だが、異素材である日用品を組み合わせることは困難であり、瞬間的な動作に限定されていた

2315年 日用品に混入されている動作補助用ナノマシンの動きを伝達可能な特殊情報伝達接着剤「ゼノダイン」開発される。これにより、日用品をつなぎ合わせて擬似的な機械を製造可能になった

2316年 ゼノダインで日用品を人型につなぎ合わせると、KGであればその中に移入して人体同様に自由な動きが可能であることが判明。その機動力と攻撃力により、箱庭都市に巣食った野生動物を撃退することが可能となった。この疑似人体はケルバーダインと命名され、現存する箱庭都市にまたたくまに広まっていった

2318年 ケルバーダインの暴走が多発。形態や移入時間による、暴走条件の解明からミキシンクロレートの研究が始まる

2320年 暴走し、自壊したケルバーダインの部品を既存のケルバーダインに装着したり、その部品を使ってケルバーダインを製造し、それに搭乗した場合、パーツに残っていたかつての搭乗者の記憶や経験などの人格情報にアクセス、それを取り込んだケルバーの能力が強化されることが判明した。この現象はケルバーを超えるケルバーになるという意味を込めて、かつてのKG開放運動より「エグゼクス」と命名されることになった

2325年 ケルバー生存圏で再利用可能な全ての箱庭都市における野生動物の駆逐が終わり、箱庭都市の再建が始まる。旧世界の機械がほとんど使用不可能になっていたため、再建の主役となったのはケルバーダインであった。

2340年 生活基盤の安定により、KG人口が増加を続けていく

2341年 有用なケルバーダインの情報を共用する広報誌として「KDJ(ケルバーダインジャーナル)」が創刊。当初は実務的、技術的な内容が主であったが、時代を下るにつれて娯楽的な内容へと変化していく

2347年 KG人口がついにPGを突破する

2360年 人口の増加が止まらず、箱庭都市の過密化が進み、「ターンオーバーデイ」を知らない、新しく誕生したKGの新世代による犯罪や暴動が多発するようになる

2366年 増えすぎたKGたちを移住させるための、箱庭都市外部の本格的な開拓計画が始まる。150年以上放置されていた、旧世界の探索が進んでいく

2370年 箱庭計画時代以前の大型日用品雑貨店が数多く発見される。これらはハンドレッド型資源採掘遺跡と呼ばれるようになる。ここから発掘される大量の資材により、移住用の衛生都市の建設が検討されるようになる

2375年 ハンドレッド型資源採掘遺跡から発掘される資材の流通が広まる。これにより、ケルバーダインの小型、高性能化が進んでいく

2381年 開拓都市第一号「エグゼクトシティ」の建造が始まる

2400年 完成した「エグゼクトシティ」に第一次移民団が到着。KGたちによる国家「エグゼクト」の成立を発表する。これをもって肉体を持つ親から持たない子が独立し、西暦は終了。バラバラになった人類、世代、世界を混ぜ合わせ、再構築していく新時代への願いを込めて「再生構築歴(MIXING CENTURY)」が始まる

西暦(AD)から再生構築歴(MC)へ。リザレクトとエグゼクトの対立

MC0001年 外界に出たKG達が「エグゼクト」として独立し、KGへの支援が一段落したことでPGは肉体の復活へと本格的に着手する。かつてのリザレクション運動にちなみ、自らを「リザレクト」と呼称するようになる。外界には出ずにリザレクトに残ったKGも多く、リザレクトの総人口の多数派は依然としてKGであった

MC0006年 
 「ギガセンチネル教」がミキシングワールドの辺境地域で発生。世界の果てに存在すると言われている、原始のままの未開の地センチネル島からミキシングワールドに生身の巨人ギガンテスが到来し、KGたちに肉体をを与え救済するという教義であった。

MC0010年 各地でエグゼクトに続き、開拓都市が次々と完成していく。各拠点に移住したKGたちは都市ごとに独立性を増し、部族集団を創り独自の文化を形成していく

MC0015年 KGの開拓都市同士の小競り合いが大規模なケルバーダイン同士の衝突に発展。開拓都市が一つ完全に壊滅する大惨事となり、エグゼクトの総意をまとめる大総会が行われるきっかけとなる

MC0017年 リザレクトに所属するKGの間でギガセンチネル教が急速に広まり、いまだに肉体を保持するリザレクト上層部をギガンテスとして称える「ギガンテス運動」が加速、加熱していく。

MC0018年 初のエグゼクト大総会が開催。エグゼクト全体の象徴である「大総統」が選出され、「肉体を持たず生まれたKGこそ、新たな進化の段階へと至った人類である。争いは肉体的な行いであり、退化の証である。互いに協力してより進化せよ」とエグゼクト憲法が発令された。だが、大総統、憲法共に象徴的な存在であり拘束力は弱く、これ以降、KG同士の紛争が頻発することになる

MC0020年 リザレクトのKGによるギガセンチネル教への熱狂が止まらず、暴動が発生する。リザレクトは暴動を鎮圧するため、ギガセンチネル教を国教に指定。箱庭計画時代から肉体を保持し続けているFGの上層部を王族とした王政へと移行する

MC0022年 辺境に位置するKG開拓都市に、箱庭世界最強の生物であるガットが住み着く事件が発生。中央からの支援も頼りにできず都市の放棄を検討していたKG開拓民の前に現れた一体のケルバーダインが激しい戦いの末、ガットを討ち取る。後のエグゼクト大総統、ぜノヴァ・エグゼクスが歴史に登場した瞬間であった

MC0024年 辺境都市の首長となったぜノヴァはその勢力を拡大、近隣のKG開拓都市を次々に自らの勢力圏としていく。これに反発するKG開拓都市との間で激しい争いが始まる。エグゼクト統一戦争の開始

MC0025年 エグゼクト統一戦争が激化する中、リザレクト勢力圏へと避難、疎開するKGが急増する

MC0026年 初代リザレクト国王、エグゼクト統一戦争の余波による戦闘で重症を負い引退。二代目国王にはリザレクト軍の要人であったローガスが就任。ローガスは肉体での軍務を経験した軍人であり、不安定化するミキシングワールドからリザレクトを防衛することを期待されての人選であった

MC0027年 ギガセンチネル教徒を治めるための形だけの王政が、国王にローガスが就任して以来急速に独裁的な絶対王政へと変化していく。反発の声もあったものの、国民の大多数を占める熱狂的なギガセンチネル教徒のKGはこれを歓迎した

MC0028年 ローガスはギガセンチネル教徒の支持を背景に、肉体復活計画のスピードをより加速させていく

MC0029年 エグゼクト統一戦争の最後の戦い。ぜノヴァは多くの犠牲を出しながらも、反対派を破る

MC0030年 ぜノヴァ、エグゼクトを完全に掌握。大総会の全会一致により終生大総統に就任する。就任演説で「現存する旧人類の肉体を全て滅却することで人類はより完全な存在へと進化する」と説き、リザレクトへの攻撃を開始する。リザレクト、エグゼト双方が「完全な存在になること」をスローガンとして掲げたため、この戦争は「完全戦争(PERFECT WAR)」と呼ばれることになった

MC0033年 第一次リザレクティア総攻撃。旧人類の遺産を数多く保有し、技術力の高いリザレクト軍のケルバーダインは高性能であり、都市部に到達するはるか以前の時点でエグゼクト軍は撃退される。

MC0035 エグゼクト殲滅戦。リザレクティア総攻撃の報復として、エグゼクトシティがリザレクト軍の総攻撃を受ける。エグゼクトシティはその成立の歴史ゆえ地理的にリザレクト勢力圏内に隣接していたため、エグゼクトシティは壊滅。ぜノヴァは第2都市イヴァンダに遷都し、ニューエグゼクトに改名する

MC0037年 第二次リザレクティア総攻撃。リザレクト軍の失策により、リザレクトに所属するKGに数多く犠牲者が出る。エグゼクト軍の撃退に成功するものの、これをきっかけにリザレクトから離反するKGが続出。リザレクトの内部情報がエグゼクトへと数多く漏出する

MC0040年 第3次リザレクティア総攻撃。リザレクト上層部に反感を持つ内通者による裏切りにより防護壁が破られ、肉体保管エリアへの侵入を許す。甚大な被害を蒙りながらも、リザレクト軍はガルガンチュアケルバーダインを総出撃させることでエグゼクト軍を撃退。だが、リザレクティアに残存していた旧人類の肉体の80%が失われる

MC0041年 ミキシングワールド辺境に位置するリザレクト管理化のハンドレッド型資源採掘遺跡「ダー・イソウ139」をエグゼクトのケルバーダイン部隊が襲撃。その目的は総攻撃を受ける直前のリザレクティアから秘密裏に持ち込まれた「あるもの」の奪取であった……

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