ギターとマントで吟遊詩人型ケルバーダインを作る。リュードラ再生構築過程

こんにちは!プロモデラー林哲平です

今回はリュードラの再生構築過程を紹介します♪

目次

吟遊詩人型ケルバーダインを作る!

ケルバーダインを再スタートして、これは絶対作らにゃあかん!と思っていたのが吟遊詩人型のケルバーダインです

ミキシングワールドは電波通信や飛行が出来ない、という設定にしてあります

これは電波通信や飛行をOKにすると、ケルバーダインが活躍できなくなるからなのですが

じゃあどんな手段で情報やニュースを伝達すれば楽しいだろう……と、思いついたのが吟遊詩人!

ギター片手に、世界を旅していろいろな物語を語る……いや、私ロマンシング・サガとか大好きなので、酒場に行くといろんな事件や出来事、伝説を詠ってくれる吟遊詩人がいたら、ミキシングワールドの世界観もより深まるだろうなあと

というわけでリュードラ、制作スタートです!

本体の再生構築!

まずは本体から

リュードラが属するゼオルーン族はリザレクト、エグゼクトどちらにも与しない中立だという設定ですが、一応エグゼクト10氏族の一つであるので、バテスMX30をベースに本体をさささっと構築してみました

胴体は今回あらたに導入した、幅広の大型洗濯バサミを使用しています♪

脚部を作ろう、とケルバーダイン素材置場を見てみると、最近子どもたちが工作にパーツを使うので、ほとんど素材が無い!

というわけで、プラモの塗装用に使っている目玉クリップで増量し、脚部を構築してみました

ファンタジーの吟遊詩人といえば、大きな帽子がかかせません!

なにかしらいい素材は無いかな〜とサーチしていたら、昼ご飯に食べたトマト缶がピッタリ!

ただ、この状態だとつばしかないので……

アルミボトルのキャップを接着すれば、あっという間にテンガロンハット風に

ゼオルーン族は中立勢力ですので、ゼノアイむき出しにするとエグゼクトすぎるし、かといって密閉するとリザレクトすぎるので、エグゼクト製の開放型ゼノアイに、リザレクト風の面を被っているという両者の特性をかけ合わせたスタイルにしてみました

この部分は先割れスプーンを加工して制作しています

吟遊詩人といえば欠かせないのがギター!

いや、ハープとかもいいかな〜とか思ったんですけど、ロマサガ好きとしてはやはりギターですね

これはスプーンを本体に、メタルフリープチクリップで装飾をつけて基本形を制作

胴体の穴はハンダゴテで大きな穴を開け、ハトメを埋め込んでフチの荒れを隠しています

吟遊詩人風といえば欠かせないのがたなびくマント!

これはフェルトをチョキチョキ切って制作しました

で、マントはさすがに接着してしまうと塗装しずらいので、脱着可能にしたい!

ここは安全ピンで止める、という方法を取りました♪

マントのフチをジョキジョキハサミで切って、放浪の旅人っぽいイメージを入れたら……

ケルバーダイン、リュードラ再生構築完了です!

これまで全部パーツを装着して塗るのがデフォルトだったケルバーダインですが

さすがに今回はマントやギター、マスクがあるので分解して塗装できるようにしました♪

中の人です

バテスMX30ベースなので、このまま普通にエグゼクトのケルバーダインとして仕上げるのも楽しそうです

吟遊詩人なリアルイマジネイティブコーティングに挑む!

今回、RICは緑色で行く、と決めていました

ロマサガ1のハオラーンのイメージです♪

まずはいつものようにMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラックで下地塗装

これで色が透けにくくなりました♪

本体の塗装にはものすごく悩みました

最初はもっと彩度の低いグリーンで塗っていたのですが、ウォッシングしたらウォーハンマーのナーグル兵みたいなゾンビっぽい色になっちゃったんですよね

華やかさがまったく無かったので、何度か塗り直しを重ね

最終的にフレームをシルバーに、外装を明るめのグリーンで塗るという配色に落ち着きました♪

帽子も最初はスナフキンの服みたいなかなり暗めのグリーンにしていたのですが、本体に合わせ明るめに再塗装 しました

プルタブはガイアノーツのエルドランゴールドで塗装し、装飾風に仕上げています

ゼノアイは大型のスナップボタンクリアーレッドを上掛け

金属地肌を生かしたキャンディ塗装で仕上げています

ゼノアイをエポキシ系接着剤で本体に固定!

マスクと帽子で隠しちゃうのでこれが見納めなのですが、結構いい感じなのでこれベースのバテスも作りたくなりますね〜

マスクはガイアノーツのアルティメットホワイトで塗装

ただ、真っ白なマスクだと華やかさ欠けるな〜と感じたので、タミヤの1/48ファントムのデカールを流用し、顔にシャークマウスを作ってみました♪

マスクをセット!

シャークマウスの面から、チラリと覗く赤いゼノアイ……!

こう、秘密を秘めた重要キャラっぽくなってきました!

物語終盤に話かけると最終イベントの案内をしてくれるイメージですね♪

マントはMr.ウェザリングカラーを染み込ませてエイジングを加え

さらにフチを火で炙って縮れさせ、より使い込んだボロボロのイメージに仕上げます

マントを装着し、装飾として洗濯バサミの中心の金具をリング状にジャラジャラとくっつけたら完成!

……にしようかと思ったのですが、正面から見るといまいち下半身がスカスカで貧弱に見えるんですよね

ここはフェルトを増量し、腰巻きとズボンを作ってデコレートすることで解決しました♪

ギターの弦は最終的に赤いコードに変更しています

いや、これぐらいにしないと全然目立たなかったんですよ……

ケルバーダイン、リュードラRIC完了です!

ねんがんの吟遊詩人ケルバーダインをようやく制作することができました♪

今回はなかなかイメージ通り、特にRICがうまくキマらず悩んだのですが、頑張ったかいあって当初の想像通りに仕上がりました

さ、次は何を作りましょうか?

エグゼクト10氏族が使うケルバーダインはだいたい決まっているのですが、今リザレクト側がネタ切れなんですよね……

ギガンテスを崇める聖句を唱えつつ、アイディアを練りたいと思います♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

徳島県三好市三野町生まれ
2005年より模型専門誌月間ホビージャパン編集部に所属
プラモデルを作る専門家「プロモデラー」として、公私共に3000体を超えるプラモデルを制作
プラモデル技法書「ガンプラ凄技テクニック」シリーズ6冊を執筆
「誰もが、思い切り自由に作れる作れる模型」をテーマに、ケルバーダインの制作、普及活動に奮闘中

コメント

コメントする

目次