2025年5月24、25日に開催された仙臺模型道合同展示会でケルバーダインの展示をしていただきました!

こんにちは!プロモデラー林哲平です!

2025年の5月24、25日に仙台市の駅東交流センター開催された、仙臺模型道合同展示会でケルバーダインの展示をしていただきました

今回はそのアフターレポートを記したいと思います♪

目次

100均だけで驚かせて!

今回、参加させていただくきっかけとなったのは、展示会のお題でした

その名も、「100均だけで驚かせて!」

このお題でケルバーダインのことを知っている人がXで反応してくれて、それを縁に展示会の主催者さまと知り合い、ケルバーダインを展示していただけることになったのです

ありがたいことに、こんな告知まで作っていただきました♪

私は仕事で家を離れられないため、ケルバーダイン達が仙台まで旅行に行くことになりました


昔、大学の友人たちと仙台に行ったことを思い出しましたね
初めてずんだ餅を食べて「こんなに美味しいものがあるのか!」と驚いたり
これでずんだが好きになり、近所の団子屋では必ずずんだ団子を買っております

それでは、主催者さまに撮影していただいた、展示風景をレポートしたいと思います

ケルバーダインの展示!

今回、展示したケルバーダインはエグザディオン、ガルダカ、メージャ、量産型ヴァーダインの4体です
この4体をチョイスしたのは、純粋に頑丈さの問題です

ケルバーダインは完成時の強度を重視して制作していますが、やはり、基本どこまで行っても100均の日用品
送っても、壊れにくく、取り回しやすいモデルがいいよね!と選んだわけなのです

展示場所なのですが、一番良い、奥の場所を用意してくださり、さらにはポップまで作っていただきました
本当に、ありがたいです


それでは、アフターレポート行ってみましょう!
解説文は、基本、ポップに書いたキャプションをそのまま使っております

ガルダカ!

ケルバーダイン〈ガルダカ〉 Klberdyne “Garudaka”

制作 林 哲平

デザイン:林未来

9歳の娘が描いたイラストを元に制作したケルバーダインです。ヘアカーラーを芯に、子供用水中メガネ、ピンポン玉、レンゲ、ウィダーインゼリーのキャップを組み合わせて再生構築しています。 娘のイラストが三本足と大変独創的だったため、足の処理に頭を悩ませました(笑)

メージャ!

ケルバーダイン〈メージャ〉 Klberdyne “Measura”
制作 林哲平

ダイソーで100円のメジャーが目につき、これを使うと面白そうだ! と制作したケルバーダインです。箱型の手足はチューブ入りの練りわさびや生姜などを立てておくためのケースを使い、右腕はシャープペン、肩アーマーはガチャカプセルと飲み忘れ防止メッセージが印刷されたお薬ケースから。塗装はガンプラ旧キット風の、ハゲチョロウェザリングで仕上げてみました。

量産型ヴァーダイン!

ケルバーダイン〈量産型ヴァーダイン〉 Klberdyne “Verdyne mass production ”
制作 林哲平

こちらはケルバーダインの構成がわかりやすく判別できるように、未塗装での展示となっております。ヘアカーラー、ヒゲソリの柄、洗濯バサミ、ヘアクリップ、アルミ線、ハサミ、薬ボトルなどで再生構築しています。

エグザディオン!

ケルバーダイン〈エグザディオン〉 Klberdyne “Exadion”
制作 林哲平

モビルアーマーのような、大型のボスキャラを作りたいと思い、サソリをモチーフに制作したケルバーダインです。ヘアカーラーを二つ繋げ、ヒゲソリを胴体中心にセット。脚部はこれまたヒゲソリと洗濯バサミ、尻尾はシガレットフィルター、ハサミはレンゲで制作。塗装はヒゲソリやレンゲの白い色を生かした、成形色仕上げでフィニッシュしています。

ケルバーダイン解説ポップ!

ケルバーダインとは?

伝統ある仙臺模型道合同展示会にゲストとして枠をいただき、大変光栄に思います。

私が制作しているケルバーダインは、洗濯バサミやヒゲソリ、クリップなど、身の回りに、当たり前にあるような日用品を組み立てたロボットです。

私がケルバーダインを作るようになったのは、プラモデルや、模型制作を取り巻く環境が、あまりにも激変してしまった、というのが一番大きな理由かもしれません。

私たちが子供の頃は、おもちゃ屋や模型店、デパート、文房具屋、駄菓子屋など、いたるところにプラモデルが溢れていました。

しかし、今はどうでしょう? 模型店も、おもちゃ屋も姿を消し、プラモデルを置いてあるお店というのはものすごく減りました。

今、プラモデルをリアルで販売している場所に行けることすら、贅沢で恵まれたことになってしまいました。

また、コロナ禍とインフレにより、プラモデルの価格も以前よりグンと値上がりし、改造なども以前と比べて気軽にするのも難しくなってきました。

特に、私のようなパーツを多用する、ミキシング系モデラーにとっては大変厳しい環境です。

プラモは売っていないし、買うのも高い。
でも、自由に作品を作りたい。

それで、思ったのです。
どこにもプラモデルが売っていないのであれば、全ての物体をプラモデルのパーツにしてしまえばいいのでは?と。

よくよく見ると、日用品はプラモデルと同じ、金型で射出成形された工業製品で、大変メカニカルな形状をしているものが多いんですね。

ならば、小学生の頃、身の回りのゴミをテープとボンドでペタペタくっつけて、ロボットを作っていたときのように。

全ての物体をパーツに見立て、ミキシングビルドすれば、誰よりも、何よりも自由に模型制作ができるのではないかと。

実際、ケルバーダインを制作しはじめてから、世界を見る目が変わりました。

スーパーに行っても、文房具屋に行っても、道端のゴミを見ても、全てがパーツに見える。

子供の頃、あらゆるところにプラモデルが溢れていたように、世界の全てが模型店に見えてくる。

楽しい!

急速に変わりゆく、今の世界で模型制作を思い切り楽しむために。
ケルバーダインが貴方の助けになれば幸いです

ケルバーダインの制作法は全て公開していますので、興味ある人はぜひ!作ってみてくださいね。

展示会にお越しの皆様、ありがとうございました!

というわけで仙臺模型道合同展示会のアフターレポートでした!

沢山の人にケルバーダインを見ていただき
そして、このような素晴らしい機会をいただけたことに、本当に感謝しております

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この記事を書いた人

徳島県三好市三野町生まれ
2005年より模型専門誌月間ホビージャパン編集部に所属
プラモデルを作る専門家「プロモデラー」として、公私共に3000体を超えるプラモデルを制作
プラモデル技法書「ガンプラ凄技テクニック」シリーズ6冊を執筆
「誰もが、思い切り自由に作れる作れる模型」をテーマに、ケルバーダインの制作、普及活動に奮闘中

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