ミキシングワールドの勢力「リザレクト」とは?リザレクトの社会とケルバーダインの特徴

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リザレクトとは?

 リザレクトは箱庭計画を主導した、旧人類を中心に構成された国家である。

 リザレクトが掲げるスローガンは「ケルバーの身体から生身の肉体へと戻り、血肉を持った生物としての人間へと戻ること」だ。
 
 ミキシングワールドやKGの誕生はささいなアクシデントに過ぎないとし、人類存続計画である箱庭計画へと復帰し完遂することを目的としている。

 リザレクトのシンボルは円の中に小さな円が描かれたもの。

 これは母親の子宮で眠る赤子を意味しており、人類が生命本来の営みへと戻る願いを込めてデザインされている。
 

リザレクトの社会

 リザレクトは厳格な階級社会であり

 自らの肉体を保持する王族

 肉体は持たないが、かつて人間であった貴族層

 KG、そしてその子孫である肉体を持ったことが無い庶民層

 の3つの階層に分かれている。

 王族はリザレクトの政治に強い決定権を持つ特権階級である。彼らは自身の生身の肉体を保持し続けており、古の巨人になぞらえて「ギガンテス」と呼ばれ、庶民層からは現人神のごとく信仰されている。

 貴族は肉体をケルバー移入時に処分されてしまった、かつての人間である。箱庭世界崩壊時にその70%以上が自殺や発狂、KGによる反乱や野生動物による捕食により命を落としたが、それでも第一世代の人類はまだ数多く生存しており、リザレクトにはそのうちの6割程度が所属している。

 庶民は肉体を持ったことが無いKGやその子孫である。肉体に憧れ、ギガンテスを支持するケルバージェネレーションだ。リザレクトに所属するKGはエグゼクトとは違い、生身の肉体で生活することに憧れ、渇望している。

 ギガンテス達は自分たちが世界を制したとき、クローニング技術とバイオテクノロジーで生み出した肉体を全てのKGに与え、自分たちと同等に扱うと約束している。その日を一日も早く実現させるため、彼らはギガンテスに忠誠を誓い、日夜彼らのために尽くしているのだ。

リザレクトのケルバーダイン

 リザレクトは旧人類の遺産や崩壊を免れた箱庭都市を数多く保有しており、全般的に高い技術力を持っている。

 ただ、その目的である「生身の肉体へと再び戻る」ことを重視しているため、ケルバーダインは生命活動の存続を最重視した防御重視の構造となっている。

 特に搭乗部でもある、正面の情報収集用高感度センサー「ゼノアイ」は開放されていると索敵範囲が広くなり、より性能が向上する反面、攻撃されるとダメージを受けやすいため、密閉されていたり、露出が最小限に留められているものが多い。

 ミキシンクロレートの上昇を抑えるリミッターも強固であるので、強制解除しない限りまず融合、暴走することはほとんど無い。

 生存率を高めるチューニングが施されてはいるものの、その高い技術力の下支えにより通常戦闘でエグゼクトのケルバーダインに引けを取ることは無い。

 リザレクトで多用されるケルバーダインの基本素体として「ブリアード」「ブロージェ」などが知られている。

リザレクト最強のケルバーダイン「ガルガンチュア」

 ガルガンチュアはリザレクトが保有する、特別なケルバーダインだ。

 生身の肉体で生まれ、ケルバーへと移入した箱庭計画以前に生まれた旧世代の人類は情報生命体として生まれたKG世代以降に比べると、搭乗できるケルバーダインの制限が大きい。

 旧人類が一般的なケルバーダインに騎乗した場合、その意識は人の形とはあまりに違うケルバーダインには馴染めず、満足に動かすこともできない。

 そこで旧人類でも動かせるように開発されたのがガルガンチュアだ。

 生身の人間として生まれた旧人類が自らの体であると認識できるように、一般的なケルバーダインと比べると格段に人間の身体に近い姿形をしており、サイズも大きい。

 生身を持っていた人間はケルバーダインを自身の体と認識しずらい反面、ミキシンクロレートが上がりにくい。

 KGが搭乗すると短時間で融合してしまう人に近い姿であっても、融合を恐れることなく戦うことができるのだ。

 なお、KGがガルガンチュアに搭乗すると10分程度で意識が完全に融合してしまうことが判明している。

 ケルバーダインは人形に近づくほど性能を発揮できるため、ガルガンチュアの戦闘力は極めてた高い。

 ただし、それでも適合する人間の数は少なく、またリザレクトの旧人類は肉体に戻れずそのまま死ぬことを「魂の消滅」と信じて極端に恐れており、よほどのことが無い限り自身が表にでてガルガンチュアに搭乗し戦闘することは少ない。

 ガルガンチュアはリザレクト王都「復活都市リザレクティア」や重要度の高い資源採掘遺跡などの拠点にごく少数が配備されるに留まっている。

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